久留米のかっちゃん

何らかの理由で不登校を経験したり、高校を中退した人のために高卒認定取得や高校卒業資格を取って前に進めるように支援している久留米中央高等学院のスタッフが日々の想いを伝えます。

学校のことは聞かないで

学院長の文章が、西日本新聞ぽしぇっと(平成21年5月8日付)に掲載されましたので、ご紹介いたします。

帰宅したら明るく迎えて
・・・学校のことは聞かないで


Q:中学3年の長男が10ヶ月ぶりに学校へ行き始めました。今日はテストの日で「不登校中の学習成果を確かめる」と言って出掛けました。前日から学生服を出して準備していましたが、本当に学校へいくとは。学校から帰ってきたら、どう声を掛ければいいでしょうか?

A:親御さんから、こんな嬉しい電話がありました。昨年5月の連休明けから不登校になり、6月に相談を受け、10ヶ月が過ぎ、ようやく学校へ行き始めるようになったのです。本当に今までの間辛抱され、息子さんが自立されるように一緒に行動されてきたご両親に敬服と感謝をいたします。私の言葉を信じていただき様々な要求を実践された結果だと思います。ご両親は子どものすべてを受け入れられ、自立を促す行動をともに行われ、信頼関係を築かれました。そのうえで私と子どもさんがゆっくりと信頼関係を築き、一緒に歩くことができたのです。勿論、子どもさんがこの不登校期間中に心の葛藤のもとに苦しみ耐えられてきたことを十分に理解されているからこそ真剣に取り組まれてきた結果だと思います。

 ある時、子どもさんに不安はありますかと聞きましたところ「他人の目が怖い」「今さら学校へ行っても学習がついていけない」などの話をしてくれたことを思い出します。このふたつの不安はほとんどの不登校の子どもさん方に共通して言えることなのです。不安と自信の無さにより自分の思うままの行動ができないのです。心の中では人並みにありたい、なりたいと強く思っているのです。この人並みとは中学生の場合はとくに他の人と学力が同等、またはそれ以上になればと思っているものなのです。学力がついてくると自然と他人の目が怖くなくなり、自信をもって行動ができるようになります。この学力をつける方法に工夫や特殊な指導が必要です。当センターでプログラムを組んでいます。

このようによい結果をもたらすためには、保護者の方と子どもさんとの両輪を同時に回していくことが大切なのです。本当に子供さんの現状をよく理解し、学校復帰を願われるのであれば、専門家の意見や方法をご両親共で理解され、プログラムに沿って行動されることだと思います。

ところで、学校に通い始めるという第一歩を踏み出した子どもさんが帰宅したら、「よう、帰ってきたね」と声を掛け、明るく迎えてください。親は心配の余り、学校でのいろいろなことを聞きたがるものです。例えば、「友だちはどうだった?」「先生はどうだった?」「ちゃんと勉強はできた?」とか。しかし、絶対に何も聞かないでください。本人が「こうだった、ああだった」と内容を言い出せば、それに頷いておけばいいのです。何も本人が話さなければ、おいしい夕食の食卓を囲んでください。このように普通の空気を作ることが大切だと思います。今後は自信がついているので学校へも継続していけるものと思います。

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眠れていますか

私たちの生徒さんには、睡眠がうまくとれていない人が少なくはありません。
眠りなんて、ごくごく自然なことだと以前は思っていたのですが、
これがうまくいかなくなると、どんなに体が上手にバランスよく体と心を
眠らせていたのか、痛感します。もとに戻すのにかなり苦労しています。

かっちゃん(学院長)は一貫として、
「体を疲れさせて眠らせる」アドバイスをしています。

朝の日光を浴びながら、1時間程度歩く

セロトニンという脳内物質があります。脳をすっきり目覚めさせ、心の安定を
保つというありがたいものです。ストレスにも強い心をつくります。

このセロトニンの分泌に欠かせないものが、朝の日光とリズム運動なのです。
朝の光を浴びて歩きだすと、30分位でセロトニンの分泌が始まるそうです。
科学的にも奨励される朝のウォーキングを毎日続けるとかなり改善されてきます。

第一、「外に出る」といろんなものが視野に入ってきます。
できるだけ自然の中を歩くコースを探してみてください。
木々の緑や、花々の色、鳥の声、風を感じられると、心が思いのほか喜んでしまいます。
「外に出るのは面倒だな」と思っていた気持が、「出てきて良かったな」に変わります。

1時間歩いて帰ってくると、足の裏がじんじんします。
夜になると、心地よい疲れがでてきて自然に欠伸がでます。これはグッドなサイン。
眠りは深く、良質になり、翌朝の目覚めがすっきりします。

眠りがよくなってくると、思考もプラス思考になってきます。
睡眠と心はしっかりつながっているようです。

こんなにいいことなのに、始められない人が多い。
まず、「朝が起きれない」
睡眠がうまくいっていないと朝起きは辛いものです。
そこはちょっと妥協しましょう。朝の日光は大事な役割を担っていますが、
できるところから始めてみてはどうでしょうか。
昼間でも、夕方でもできる時間にまずやってみることを勧めます。
体が動いて、血流が良くなって、内臓も強くなって、気持が明るくなります。
歩いた疲れが夜の眠りを良質にしてくれるから、
翌朝の目覚めが徐々によくなってきます。

もうひとつ、大事な秘訣を付け加えておきます。
それは家族の誰かが付き合ってくれること。
外へ踏み出すときに、一緒にいてくれる人がいること、
何気なく目にしたものに会話してくれる人がいること、
本人はどんなに助かる思いがするかしれません。
子どもが悩んでいるのなら、家族が助けるしかないのです。
そのありがたみ、子どもはしっかり感じるはずです。

親子の会話にもいいですよ。




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子どもの心の安定優先

かっちゃん(学院長)の連載記事が西日本新聞ぽしぇっと「こんな時 Q&A」(1月16日付)に掲載されました。このブログでもご紹介いたします。

Q:中学2年の男子を持つ母です。息子が昨年5月ごろから学校へ行けなくなりました。頭痛や腹痛を訴えるようになり、クラス担任や学校カウンセラーの先生にも熱心に来ていただきました。自宅を訪れる友人とは楽しく話したり、遊んだりするのですが、翌日は学校へ行けません。

A:元気なお子さんで、子どもへの無理な要求をされる両親でもなく円満な家庭のように感じました。両親とお子さんと交互に話を聞いて原因を探るうちに、学校内での出来事が浮かび上がってきました。しかし、本人は真実を言ってくれません。

 まず、お子さんの心を安定させることを優先し、「学校へ行くように」や「勉強が遅れる」「高校は」「将来は」などの言葉を使わず、子どもの今を受け入れることを両親にお願いしました。

 すると、子どもさんの顔に徐々に心の安定が表れ、親子の会話が交わされるようになりました。私とも普通の会話ができるようになったある日、お子さんに現在の不安を尋ねたところ、両親の前で「人の目」が怖いこと、「今学校へ行っても授業が分からないからついていけない」とはっきりと答えました。このように自分の考えを伝えられるのは、親子の信頼関係が結ばれてきた証しです。

 一般に大人は子どもに対し、「人の目は気にしなくていい」「君が思っているほど誰も気にしていない」と言います。しかし、本人にとっては大変大きな問題なのです。

 中学時代は不登校で保健室通いの子どもが、高校進学後、授業が理解できず、先生から指名されることに不安がよぎり、「拷問だった」と中退し、相談に来たケースがこれまで多くありました。その子たちは中学時代の基礎学力が身についていなかったのです。

 このような不登校の子どもを支援できないかと思いついたのが、自宅でできるインターネット学習です。子どもが自信を持ち、人の目が気にならないようにするには基礎学力をつけることが大変重要です。どの子も人並みになりたい、できたら人並み以上になれたらよいと思っています。

 具体的には子どもたちにインターネットで英語、数学、国語の教科を学習してもらい、週に一度センターで話をします。学習の楽しさが分かり、だんだんと自信を取り戻すと、表情も明るくなって、心も安定し、充実した日々が送れるようになったと言います。このように学習を通して自信をつけることは、自分を信じて行動できる一歩になるのではと感じています。
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新年

新しい年。よいお正月をお過ごしになられましたでしょうか。
昨年12月に文部科学省から高卒認定の合格をもらった女の子が
つい今しがた私たちを訪ねてくれました。

文句なし、いいお正月を過ごせたとのことです。
安心したのが実感でしょう。
「私にもできるんだ」と思えたそうです。
ああ、分かってくれたな、この子もここまで来れたなと
私たちもにんまり
何人も見てきたのです。
しおれそうな茎に、少しずつ水がいきわたって、
花が頭を空に向ける如く。
みんなやれば、必ずそうなっていくのを私たちは知っているのです。

彼女は成人式を迎えます。
認定をとって、すっきり門出に向かえます。
同級生にだって、会えます。

かっちゃん(学院長)から皆様へ・・・

人は誰でも歩けるんだよ
君は歩くエネルギーを持っている
必ずひとりで歩くようになっている
その手助けを私たちがするのです
君がひとり歩きするまで





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一生のもちもの

スタッフの個人的なことなのですが。
ここ数ヶ月、家族と一緒にラジオ体操にはまっております。
あるテレビ番組で、ラジオ体操の優れ度に感銘し、
早速実行してみることにしたのです。

ラジオ体操って、本気でやってみたことはおありでしょうか?
手を頭の上で伸ばすだけ伸ばしたり、
上半身をぐるりぐるりと回したり、
日常の動きには決してないものばかりです。
これはよくいう「ストレッチ」なのですね。
本気でやると、体のあちこちからグキッ、ゴキッと音が聞こえてきます。
息もあがり、かなりいい運動になるのが分かります。
続いているのは、体がほぐれる快感が確かにあるから。

ひとつひとつの動きに明確な指示があるから助かりますが、
頼りは、ははるかかなたの小学生の記憶です。
頭ではほとんど忘れていましたが、体が徐々に思い出してくれました。
小学生の時は何のためにやっているのだろうとしか
思えなかった体操でしたが、
これはオトナのための体操なのではないかと思うくらい、
初めて効能が身にしみて分かりました。
これなら、一生つかえるではありませんか。
小学生の体に仕組んだ国家的政策なのかもしれません。

一生つかえるものを持たせる・・・それが躾けや教育なのでしょう。

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